野村の本社敷地内にバラを植えてもらってから何年になるでしょうか。そもそもの始まりはほったらかしの空いたスペ-スを見たご近所のHさんから空いているのならバラを植えさせてもらえないか、という申し出があったことです。
Hさんのお力でミニミニバラ園が敷地内に造成?され季節ごとに色とりどりの花が咲き、それはみごとな景観となりました。Hさんは御自宅ではもちろん、バラ専用の土地もお持ちでそこにありとあらゆる種類のバラを育てておられるバラのエキスパートだということを後から知りました。お話を聞くとバラは肥料のやり方、剪定の仕方、そして消毒等いろいろ手がかかるとのことで、とても私の手には負えないと、季節ごとの管理はHさんのご厚意に甘えっぱなしでいました。
それから十何年も、二十何年もすぎHさんもお年をとられました。(もちろん私も)
Hさんから弊社のバラまでは手が回らないから、と伐採の提案を受けましたが、それではあまりにかわいそうで勿体ない、と思いHさんのようにはとてもできないけれど私が何とか指導を受けながらバラを育ててみようと、引き継ぐことになったわけです。
高岡バラ会の会長もしておられたHさんのお誘いで家人がバラ会にも入会させていただきました。
バラは、苗を買ってくることしか知らなかったのですが、芽接ぎや挿し木で増やせることや、芽接ぎで新種のバラを作ることも教えていただきました。
その後Hさんはお亡くなりになられ、Hさんが奥様の名前を付けられた新種のバラは後日「ローズ高岡」と改名されて市役所やおとぎの森のバラ園で見ることができます。バラは形見の花になってしまいました。
おとぎの森や市役所のバラ園には季節になると「ローズ高岡」以外にも多数のバラが咲き誇りそれはそれは見事です。もしまだ見られたことがない方はぜひ見ていただきたいと思います。
それに反して弊社のバラは野生のバラと化してお恥ずかしい限りなのですが車で通り過ぎながらちらりと見ていただけたら幸いです。じっくり見られたらアラばかりでとても耐えられませんが、それでも季節になれば自ずと咲きほこる姿を見ながら感謝の思いでHさんを思い出しています。